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2007.06.23

2007.05-2007.07 注目盤メモ

 こんばんは、萌系ブロガーの汚名を返上するべく(?)、久しぶりにアニメサントラの注目盤、行ってみますか。

 6~7月は注目盤が多いです。
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2007.05.23 電脳コイル サントラ            TKCA-73185 \3,000
      (音楽:斉藤恒芳)

2007.06.06 ゴワッパー5ゴーダム サントラ       BSCH-30062 \2,800
      (音楽:ボブ佐久間&小林亜星)

2007.06.21 サウンドシアター 月光仮面         BJCA-0068 \3,000

2007.06.27 アイドルマスター XENOGLOSSIA サントラ   LACA-5646 \3,000
      (音楽:斉藤恒芳)

2007.06.27 「鉄道むすめ」キャラクターソング Vol.1,2,3 LACM-4375~7 \1,000(各)

2007.07.25 「エル・カザド」 サントラ1        VICL-62375 \3,045
      (音楽:梶浦由記)

2007.07.25 DARKER THAN BLACK ―黒の契約者― サントラ SVWC-7478 \2,940
      (音楽:菅野よう子)

2007.07.25 スカルマン サントラ            GNCA-1140 \2,940
      (音楽:鷺巣詩郎)
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 ・電脳コイルは、CDの発売事態を見逃していました(まさか、こんなに早く発売になると思ってなかったから)。アイドルマスターとともに、期待しています(両方とも、まだ見ていないし、聞いていないけど)。

 ・ゴワッパー5のCD化は、やっぱりスゴイ。タツノコシリーズの復刻盤は、作品を選ぶセンスが冴えてます。

 ・月光仮面は、何で今さら?、という疑問はありますが(^^;、まあ注目作。

 ・「鉄道むすめ」は...凄いなぁ。フィギュアの売れ方に注目した追随企画なんだろう(スミマセン)。サービス価格はいいとして、CDで出しても売れるかなぁ??、でもって8月にドラマCD発売も控えているらしい

 ・エル・カザド、黒の契約者は、ベテランの手がけた手堅い音楽ということチョイスしてみました。

 ・スカルマンは、音楽凄そう。鷺巣詩郎さん、久々のアニメ音楽で期待しています。


 以下、最近見たCD会社のHPへの感想です。


 ●ランティス
 以前と比べて、ぐっと見やすくなっています。作品ごとのページにも、CDの情報ページが付いていて、商品を探しやすくなっていて好印象。

 ●ビクター・エンタテインメント
 前から気になっていたんだけど、やっぱり音楽作品数が少なくて寂しいですね。松下がビクター本体を売却するという話と、無関係ではないのかな(考えすぎ?)。ビクター・エンタテインメントは、アニメ関係の音楽を手がけている部門に限っていえば、社員さんの定着率が異様に高いことで有名だったのですよ(私の感覚では、恐らく、その点は業界ナンバーワン)。他社では、社員さんがポンポン入れ替わるというのに...。きっと社員満足度も高い職場だったのだろうと思うし、職場にお邪魔しても、士気の高さは、とても感じることが出来ました(少なくとも私が新譜情報の編集をしていた当時は)。
 でもって、つい数日前、ついに「ビクターとケンウッド経営統合」のニュースが出ていましたね。個人的には、同業同士で統合というのは、良いことだと思います、特にAVメーカーの場合は。もし、どこかのファンド会社がビクター本体を買い取っていたら、間違いなくビクター・エンタテインメントは、分離・売却されていたと思うから。
 さっき、WikiPediaを見たら、アニメ部署[M-SERVE]から、近年リリース数が下がっていることは、やはり指摘されていましたね。


 以上。

おまけ
感想「セイントオクトーバー第25話 ”ロリ激戦!信じて見つめて超正義!”」

 見ましたけど、なんだかなぁ(^^;。展開は、またしても予想と違っていたけど、盛り上がらないねぇ、次回で最終回のはずなのに。i-revoの紹介ページによると、最終回の展開は「しかし彼女達の戦う相手はクルツではなく、思いもよらない人物だった――!」と書いてある。
 それが誰なのか予想してみる。こういう場合は、大抵相手は、無名の一般人なんだよね。

 本命: お掃除おじさん(エディ塚原)
 対抗: 椿 先生
 大穴: アルカナ君

 さあ、どれが当たるか?、でも、いずれにせよ、この線だと、ハリウッド映画並みの露骨なオープンエンディングは必至か!?。
 (疑惑の第2シリーズ(^^;への布石か、今頃になってスタッフブログが開設されているとは!)

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2007.06.17

2007.06 最近のアニメとニュースの感想

 みなさん、こんばんは、小ネタ集ということで、いってみますか。

セイントオクトーバー
 他の番組が、未見のままDVRへひたすら蓄積中のところ、リアルタイムで追っかけている数少ない番組です。第24話「ロリ激怒!愛を奪還、超突入!」を見ました。
 あと2話しかないはずなので、さすがに急展開中。シリアスシーンのはずなのに、設定のせいで、相変わらず笑わせてくれます。
 黒ロリのカード再生役は、なんと端役の清掃員のおじさん(意表をつかれた!)。味方だったヨシュアが、敵に回るのはともかく(終盤のお約束ともいう)、変身後の造形がスゴイ。あれじゃ、メガネのレインボーマンだよ(爆笑、参考写真はこちら)、オマケに武器がヨーヨーとは(脱力)、スケバン刑事のパロディですかね?。真顔で、「犬の散歩」や「ブランコ」を披露されても、困っちゃうんだけどね(犬の散歩だけで、十分笑わせていただきました。いやぁ懐かしいけどなぁ、レインボーマンといい、ヨーヨーといい。監督さんて、そんな年のオヤジさんだっけ?)。
 でもって、冴えないナイスガイの功士朗さんは、何とボウリングを武器に登場(苦笑...一回かわされたら、オシマイの武器だ)。「探偵なら、二丁拳銃で現れろ」と、つぶやいてしまいました。百歩譲っても、ここは、ヨーヨーを武器に登場するべきでは?
 ヨシュア相手に、「チッチッチ、オマエの技は2番目だ」とか言いながら登場し、ヨシュアに「なんだと!」と言わしめるとか(古い、このネタが前にも使ったっけ?(^^;)。次回は、ボーリングの球でも、物理的に無理っぽい魔球を披露してくれるんだろうか...そういえば、昔、そういう実写番組があったけどね(いやいや、古い(^^;)。
 次回の各キャラ対決は、昔のキャラクターが助太刀で乱入して、一気に形勢逆転といったところかな?。


●バーチャル東京が、仮想空間に現る
先日、方々でニュースが流れた、和製セカンドライフこと「meet-me」のことです(ニュースは、こちらとか、こちらとかへ)。
 ニュース画像では、確かに渋谷の町並みとかが、精巧に再現されています。ただし、異様にキレイな町並みに、逆に違和感を覚えますが(^^;。
 こういうリアル・キャプチャーされた3Dデータは、カーナビの関連会社とかが、マスターデータとして、既に持っているはず。なので、それほど目新しいとは思わず、ニュース自体を見過ごしそうでしたが、よく読むと、このプロジェクトに、プロダクションI.Gと、スタジオぴえろが、からんでいるとか。ITmediaのニュース中では、こんな事が書いてあります。



 ぴえろの本間道幸営業本部長は「アニメ制作会社として、キャラクター開発力やライセンス関連のノウハウを提供したい。meet-me内で活躍するアイドル歌手を作ったり、仮想映画館でアニメ映画を上映できるかもしれない」などと展望する。

 なんかすんごいなぁ。まさにメガゾーン23と、ゼーガペインの世界だ。リアル東京にいると、こういうニュースに全然ピンと来ないけど、meet-meは、日本人より、むしろ外国人に受けそうな気がする。


●「マレーの虎」復活
 「とらのあな」のマレーシア支店のことじゃないぞ!(そんなものは、無い(^^;)。元祖TVヒーロー番組というべき「快傑ハリマオ」(リンクは、こちらとか、※1)が、今年の春から週1回ペースで、日中堂々と放送されているとかで、大変驚きました。いつの番組を放送しているんだか(^^;。
 それも、衛星放送番組だと思っていたら、なんと地上波(KBS京都テレビって、U局らしい)とか、すげ~、凄すぎる!(^^;。巨人の星や、天才バカボンじゃないけど、今の放送コードに引っかかるセリフを連発で、音声が消えまくりじゃないかな?。
 心配事はもう一つ。この作品、マレーシアと周辺国をごっちゃにした、ある種のトンデモ作品ではないかと思うのですよ、主人公は「イスラム教に改宗し、マレーシアのために戦う、日本人盗賊」のはずなのに、帽子は、マレー帽じゃなくて、ターバンにしか見えないしね(^^;。この作品が、動画サイト経由で、マレーシア人・特撮ヒーローオタクさんの目に触れて、21世紀の今になって、騒ぎにならなきゃいんだけど(^^;...心配しすぎかな、笑い飛ばしてくれる分には良いんだけど。

 以上

追記
※1:そもそも、番組タイトルからして、ちょっと変です。マレー語の虎[Malay tiger/ harimau]のネイティブ方の発音をカタカナ表記すると、むしろ「ハリマ」の方が近いです。
 まあ、それはさておき、kipediaの解説にもあるように、元々は、マラヤ連邦に実在した日本人:谷豊[Tani Yutaka]という人がモデル。非常に変わった運命の方で、詳しく知りたい方は、こちらのblog記事(前編後編)や、新聞記事(前編後編)が充実しています。
 戦時中に作られた「マライの虎」は、脚色が多くとかで、TV「快傑ハリマオ」は上記の通り(^^;。谷豊という人の実体に一番近い映像作品は、陣内孝則さん主演の映画「ハリマオ」(1989)とかいう話ですが、映画「ハリマオ」は、見たいと思いつつ、まだ見ていません。

 二伸
 週末に、突発的に甘いものが食べたくて、疲れた体を引きずって、品川のオアシスこと「アンナミラーズ 高輪店」に行ってきました。久しぶりに行ったんだけど、ウェイトレスさんのルックスがハイレベル(^^)。しかも、いつもの赤に加えて、ピンク、オレンジの制服も揃い踏みで大満足、心の中で萌えを叫びました(笑)。愛想もレベルアップしてくれると、もう最高なんだけど...。

 三伸
 実写版の「ガッチャマン[Gatchaman]」(Our Filems-->Gatchamanへ)、「マッハGoGoGo[Speed Racer]」は、写真を見る限り、どっちも順調に行っている模様ですね。後者は、脚本家も決定したというニュースを見ました

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2007.06.04

訃報:羽田健太郎さん、逝く

 ニュースで、ハネケンこと羽田健太郎[Kentaro Haneda]さんの訃報を知り、大変驚きました(詳しくは、こちらやこちらやこちらへ)。

 ここ数年、入退院されていたようなので、心の準備はしていましたが、やはりショックです。昨年の(ハネケンさんの盟友でもあった)宮川泰さんに続いて、本当に寂しい限りです。それに、58歳なんて、今時、若すぎます...。謹んでご冥福をお祈りいたします。公式HPに、オンライン記帳がありますので、私も短く書いてきました。

 思い出せば、マクロスの音楽がなければ、私もこれほどアニメの音楽にどっぶり浸かることにはならなかったはずです。

 既に海外でも続々報じられています。たびたび紹介しているANNでも、こちらのようなニュース記事があります。また、飯島真理さんの公式blogでもコメントがあります。

 特に80年代のアニメ・特撮の音楽で大活躍されたハネケンさんを偲び、隠れた名作を中心に、私的ハネケン・ベスト音楽の紹介をしたいと思います。

 (時間はかかるかもしれません、最悪週末のUPかもしれませんが、追って記事をUPします...しばし、お時間の猶予と、ブックマークをよろしく。どうしてもこの機会に再紹介したい、ハネケンさんの埋もれた名作があるんですよ。”私が書かなくて、誰が書く!”)

[2007.06.10追記]
 「最悪、週末に更新」と書いておきながら、やっぱりその通りなってしまいました。

 どうも最近、私のことを”萌え系ブロガー”だと、勝手に勘違いしてる人がいるようですが(^^;、メインテーマは、アニメ音楽であり(そういっている割には最近、関連記事が少ない!)、本当は、自称「アルバム・アナリスト」であります。
 久しぶりに名誉挽回をする意味でも、私が自信を持ってお勧めする、羽田健太郎さん(以下、ハネケンさん)の隠れた名作の数々を、ここで一挙にご紹介することにいたしましょう。以下は、一般には、ハネケンさんの代表作とはいわれていない作品であり、存在そのものすら、殆ど知られていない、激レア的なアルバムも含まれています。

 (滅多に紹介する機会のない作品ばかりなので、ぜひジャケの写真も付けたかったのですが、著作権的に問題なので、あえて付けていません。このブログは、いまだに、昔、付き合いのあったレコード会社の方々も見ているので、軽率なことは出来ません)

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●イメージアルバム「花冠の竜の国」(1985年、キングレコード、LP番号:K28G-7274)
 これは、本当に素晴らしい!、大変な力作です。長文を承知で解説させてください。ハネケンさんが、最も脂の乗っていた時期に仕事をした作品のひとつです。中山星香さんのマンガの原作を元に、イメージアルバムとして、20年近く前に発売されました。漫画の原作に対して、ハネケンさんが曲を付け(作編曲)、さらに、あの大友直人さん(と、中谷勝昭さん)が指揮をした、極めて実験的、かつ壮大なオーケストラ作品です。
 80年代当時、コミック原作のイメージアルバム(今でいうドラマアルバムではなく、音楽主体のアルバム)は、レコード会社各社から、山のように製作されていましたが、本作のサウンドの確かさ、スケール感の大きさは、当時の平均的な水準を遥かに超えています。どうしても納得のできない、脱力感の漂うボーカルトラック(1曲のみ)さえ除けば、全く持って、完璧な出来上がりです。
 本作を批判する人は「オーケストラを使ったアニメ関係の音楽作品なんて、交響組曲○○××とかいうアルバムが、他に、いくらでもあるだろう」と言うことでしょう。しかし、その批判は、的ハズレです。そういう作品は、元々ヒットしたアニメ作品のカバー盤として存在するものが殆どで(つまりある程度、事前に数が読める)、本作のように、数が全く読めない状況で、ゼロから企画された作品は、極めてレアケースです。素晴らしい作編曲、素晴らしい演奏、そして素晴らしい企画力、これらが一体となって初めて実現した、80年代のイメージアルバムシーンを代表する、数少ない傑作の一つであります。80年代だけに限っていえば、アニメのサントラ盤と、イメージアルバムとを全部合わせても、この作品は、個人的ベスト10に入ります。
 なお、本作はLPレコードでしか、リリースされておらず(正確にはMT:音楽テープもありますが)、その後も一切復刻されていないため、世間からすっかり忘れ去られていることは、残念でなりません。
 余談ながら、アニメ系の音楽に詳しくなかった当時、偶然にも本作のような良作に出会えたことは、大変幸せだったと思います。私は本作のことを、すっかり気にいってしまい、勝手にCD化を行った上に、さらに勝手にリッピングまでして(もちろんタグは、手入力)、自分のハードディスクプレーヤーに収めて、いまだに時々聴いています。


●イメージアルバム「伯爵と呼ばれた男」(1986年、ビクター、CD番号:VDR-1254)
 名実共に、まぼろしの名盤です。ハネケンさんが、高口里純さんのマンガに、曲を付けたイメージアルバムとして制作された作品です。内容は、全くもって見事としかいいようがありません。先に紹介した、「花冠の竜の国」のアルバムと合わせ、ハネケンさんが音楽を担当されたベストワークスとしてだけではなく、80年代に製作されたコミックイメージアルバムの中でも、「花冠の竜の国」と双璧をなす作品です(^^)。

 本作の魅力は、なんといっても、ハネケンさんの得意技の一つである、ジャズミュージックの素晴らしさにあります。サウンド面での完成度は素晴らしく、特に原作との一体感は、強烈です。聴いていると、JAZZミュージカルのサウンドトラックを聴いているような、不思議な錯覚に陥ります。
 今思うに、本作は、あまりにも時代の先を行きすぎていました。比較として不適切かもしれませんが、菅野よう子さんが、カウボーイ・ビバップの音楽を引っ提げて華々しく登場したのが、確か1998年。本作は、その実にその10年以上も前にリリースされたタイトルです。80年代当時、残念ながら、アニメ関係の音楽、コミックイメージ等は、今と比べて、音楽業界でも、非常に雑に扱われていた時代でした。そんな中にあって、果敢に良作を生みだそうとした姿勢は、忘れてはなりません。

 この作品は、当時、ひっそりと発売され、あっという間に廃盤になったため、恐らく、アルバムの存在そのものを知ってる人自体が、極めて少数かと思われます。
 残念なことに、本作は、当時ビクターの製作したコミック原作のイメージアルバムの中でも、最も売れなかったタイトルの一つです。廃盤後ずっと後になって、関係者へ、間接的に、本作の売れ行きについてお尋ねしたことがありましたが、本作がセールス的に不振を極めた点に関しては、しぶしぶながら、認めていました。
 そのため、本作は、現在では極めて入手困難です。オークションで、CD番号を検索キーにして、探す手もありますが、出品されているところを、私は見たことがありません。恐らく値段がついたとしても、途方もない金額になることでしょう。もし、今このCDを持ってる人は、絶対に大切するべきです(^^)。これだけ売れなかった作品なので、恐らく復刻されることもないでしょう。ハネケンさんのレアアイテム度では、NHKのFMラジオドラマ「グリーン・レクイエム」に次ぐあたりでしょう。(ラジオドラマの「グリーン・レクイエム」のサントラは、音楽作品として、そもそも未発売。かろうじて1曲のみ、新録で、ベスト盤:ハネケンランドに収録済みです)


組曲マクロス(1985年、ビクター、CD番号:VDR-47)
 ビクターの付けた不適切なタイトルのせいで、非常に損をした、不幸な名盤です。本作を、単なるサントラのカバーアルバムであると誤解して人も少なくないでしょう。しかし、本作は、劇場版の映画公開からしばらく経ってリリースされた、全曲新曲による、完全オリジナル・アルバムです。オーケストラサウンド中心にしており、ボーカルトラックは、1曲もないという地味な作品ですが、どの曲も大変個性的で、丁寧なアレンジが施された、サウンド的にも、大変素晴らしい作品です。
 私個人の感想としては、サウンドトラック本体よりも、むしろこちらの方が気にいってるぐらいです。(リスナー側の曲解かもしれませんが)羽田さんの個性が、本作では、強く前面に押し出されたように思います。マクロスの音楽を担当するにあたり、諸々のシガラミで、それまで出せなかった部分を、全面的に打ち出した...そんな感じがしてなりません。
 先に紹介した、イメージアルバム作品より、本作は、幸いにして、ある程度数が出たため比較的入手も容易です。もし未聴の方(特に、マクロスのカバー曲集だと誤解されている方)は、ぜひこの機会に聞いてみることをお勧めいたします。
 余談ですが、本作がリリースされた当時、私は非常な苦況にありました。本作に収録された憂いのある曲の数々を聴くと、今でも当時のことが甦り、胸が苦しくなります(^^;。


●映画「さよならジュピター」サウンドトラック(1984年、東芝EMI、CD番号:CA35-1073)
 「さよならジュピター」そのものは、完成前までの異様な盛り上がりと、完成後の異常な盛り下がり(^^;、そのギャップで、多くの人を色々な意味で失望させた作品でした。(その辺の事情に関しては、このあたりとか、このあたりとか、こことかあちらとかをご覧ください。ロトさんは、そんな世論に対して、擁護するような論陣をはっています)。

 大多数の人が恐らくそうであるように、私も映画本編に対しては、正直いい印象を持っていません。「さよならジュピター」のおかげで、日本ではこの手の映画を作ることそのものが、その後のトラウマになってしまったような感じすらします。
 しかし、しかし、映画本編の感想と、音楽の感想とは別です。(私がたびたび触れている、ガンヘッドの音楽がそうであったように)。中に数曲(杉田二郎さんや、松任谷由実さんの責任ではないにせよ)ミスマッチと思われるボーカル曲が入っていることを除けば、本作の音楽は、直球勝負のオーケストラサウンドです。メインテーマは、今聞いても名曲です。
 蛇足ながら、年が持ってるのはLPレコード盤です。CDはごく短い時期だけ発売されて、すぐに廃盤になってしまいました。東芝EMIさんには、改めて本作の復刻版の発売を切望致します。


●ベスト盤「ハネケン・ランド」(2003年、コロムビア、CD番号:COCX-32379~80)
 包括的にハネケンさんの作品を通して聴いてみる分には、あちこちで推薦されている、本作をお薦めします。宝島から始まり、最近作に至るまで、主な代表曲が一通り収められています。特に主題歌というカテゴリーでは、私は宇宙戦士バルディオスの主題歌「あしたに生きろバルディオス」が、アレンジも曲も、大変ハネケンさんらしく、気に入っています。有名なマクロスの主題歌(本CDには未収録)よりも、こちらの方が私は気にいってるぐらいです。宝島の主題歌は、極めて初期の作品ですが、いま改めてCDで聞くと、あまりに歌いにくい、ややこしいメロディーに、「かつてこんな曲を書いていたのか」と逆に驚かされます。ブックレットの解説にも、歌いにくさに、歌手の町田義人(クレジットでは、”町田よしと”)さんが、ゴネてしまったというエピソードも収録されています。
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 以上、個人的お勧めタイトル集でした。

 

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