感想: 落語天女おゆい(全12話)
DVD-Rに落としてから、ずっと観てなかった「落語天女おゆい」を観ました、もう2年ぐらい前の作品なのに。以下感想です。
【全般的感想:**+(5点満点で、2.5)】
殆ど話題にすらならなかった作品なので、覚悟してかかりましたが、いやいや、これが意外に悪くない。そもそも、落語と、萌えとを合致させること自体に、非常な無理があります。誰が、どう作っても、10点満点には、なりえない。企画段階でも、モメたみたいで(詳しくは、ITmediaの非常に詳しいレポートに譲ります)、作り手も苦労があったのでしょう。1クール作品の中で、両立を図りつつ、破綻をしないように話をまとめただけでも、立派なもんです。
大作でも、名作でもないけど、実験作としては、十分楽しめました。
【演技】
ゲストさんの演技はともかく、レギュラー陣は、良いと思います。ただ、主役の後藤沙緒里さんの声は、やっぱり落語向きではないんだよね。そのあたりをどう受け止められるかによって、印象は、変わるかも、
【音楽】
意外や意外、これが面白かった。音の質感はともかく、メインテーマや、圓朝師匠のテーマなど、市川淳さんのはじけっぷりが、素晴らしい。ただ、こういった楽曲なら、もっと生楽器を使うべきだったと思います(予算がネックだったのかもしれませんが)。サントラ盤[YFCA-1707]、もし手に入ったら、別途感想を書きます。しかし、どんだけ売れなかったのか知らないけれど、発売1年足らずで廃盤扱いとは、気が短すぎませんか??
【映像】
まぁまぁです。TVアニメとしては、こんなものでしょうか。
【ストーリー/脚本】
落語天女といいながら、お話は、落語がメインではなく、萌えキャラが、妖魔と戦う、伝奇的な作品ですね。落語と妖魔ネタを両立させるのに、苦労の跡が伺えます。ラストに向けての話の盛り上げ方は、悪くないと思いました。
お話の中に、剣客・土方歳三、発明家・平賀源内、落語家・三遊亭圓朝など実在した人物も登場させると、考証も難しい。時代風俗も含めて、設定は、妙にキチンとした部分と、アバウトな部分が、混在しているようです。個人的に納得いかないのは、平賀源内の扱い、幕末よりもっと前の時代の人のはずだし、彼は、江戸時代でも有名なホモ(ゲイ)であります(^^;(Wikipediaにも”男色家”として記述有り)。情熱家として女子大生・内藤晶サンとくっつけるのは、間違いです(苦笑)。ここは、圓朝師匠とくっつけた方が、話は盛り上がったのではないでしょうか(^^;。
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以上。
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